シルクホースクラブ2020年度1歳馬募集検討、全頭評価記録の総評。+シルク3歳世代の評価振り返り
まとめ書いておこう。
※あとで振り返った時に今年の動画のクソっぷりを鮮明に思い出せるように加筆修正しといた。8/3
- まずは評価軸。そして高評価馬のまとめ
- ここから今年の募集馬動画への愚痴。
- ついでに3歳世代の評価を振り返ってみる。以前書いていたブログに残ってるやつを引っ張ってきた。
- 以下、せっかくだから備忘録ついでに現3歳世代高評価馬たちのレビューいくつか貼っておく。やっぱりこういうの残しておくと面白いなー
まずは評価軸。そして高評価馬のまとめ
僕の今の馬選びは配合6馬3厩舎1くらいの割合。
何よりもベースの配合評価から立ち姿や歩様動画を見て、個体としてその馬がどんな馬なのか? 擦り合わせていく。
UR SSR SR R NR C の6段階で評価付けとく。
UR(G1レベルまでいけんじゃね?)
SSR(これはOP馬。さらなる上振れまであるやも)
SR(OPレベルでやれそう)
R(上級条件まで見込みアリ)
NR(とにかくまず1つ勝てるといいね。1~2勝級)
C(まともにレース使っていけるといいね)
それぞれこのくらいのニュアンス。基本的に甘め。
※募集馬の『脚』について。
もう数年前からノーザン育成馬に関しては脚の細かい部分は気にするだけ無駄でだいたいどうにかしてくれるのであまり考えすぎないようにしている。
さすがにこれは……というレベルのモノ以外は個体の癖の1つとして受け入れていく姿勢で。
はい。そして
SSRがイルーシヴウェーヴ、イスパニダ、リアアントニア、ツルマルワンピース、シャトーブランシュ、キューティゴールド、ウェイヴェルアベニュー、グリューネワルト、ブラックエンブレム、スイープトウショウ、
SRがサロミナ、ピラミマ、コケレール、ルシルク、ルミナスグルーヴ、ルールブリタニア、サマーハ、ラトーナ、シーイズトウショウ、シルクユニバーサル、ユキチャン、ウインフロレゾン、ランニングボブキャッツ、ミスティックリップス、ミュージカルロマンス、チアズメッセージ、アーデルハイト、プリティカリーナ、レーヌドブリエ、ポーレン、フェイトカラー、バシマー、
てなわけで今年はSSR評価が10頭、SR評価が22頭。ここだけで32頭。
書き出してて気づいた。今年ムチャクチャ評価が甘いわ。
これはあんまり役に立たない予感……w
この後に抜き出した2年前(現3歳世代)のレビューと比べても甘すぎるくらい甘い気がする。
無意識だったんだけど、これはちょっとさすがに…みたいな馬がほぼいなかった分
自然と評価が底上げされてしまったのだろうか。来年は修正かけなきゃまずいなこら。
もっと細かくツッコんでケチつけてくべきだったかしらね。
中間票を見るに、キンカメ牝馬だからかリアアントニアの票が薄かったり、繋ぎを気にした人が多かったのかシャトーブランシュがおもったほど票を集めなかったり、
特に考慮しなかった部分の認識で世間様とのズレがあるのやもしれぬな。
そもそも毎年半分くらいは未勝利で終わるようにできているんだからその辺考慮しなきゃダメよね。反省。
評価上位層で20頭くらいになる感じがちょうどいいんやろな。
来年からは先に全頭分書き終えたうえで調整かけてからアップしていくことにしよう。
まあ最上位評価URつけた馬はいなかったからね。うん。
2年前、まず上級条件にはいけるやろ、のB評価以上とした馬は34頭だったし
そう考えるとそこまで今年の高評価馬が多くなったわけでもないのか。
どうあれまた2年後あたりに振り返るネタにするだけやね。
今年はとにかく全体的に『良い馬』が多かった。楽しい世代になるはず。
ここから今年の募集馬動画への愚痴。
※以下おうちツアー動画くる前になんとか全頭レビュー書き終えた僕。
まずはこの直後に公開される「おうちツアー動画」が楽しみだね。
今年の新フォーマットでの動画はマジでクソでクソとしか言いようのないクソだったんだけど、ここで盛り返せるかなw
動画がとにかく見づらくて、モニター2枚とタブレットにスマホまで動員してフル稼働させて何とかやってた。やっぱYouTubeが楽で使いやすくていいです……
おうちツアー動画見ても「販促解説動画が見たいんじゃねえよ。もっとシンプルに馬をよく見せろ馬を」みたいなこと言ってる予感はする。
※そしておうちツアー動画まで一通り目を通した後の僕。
「思ってたんと違うのきたな……」
とにかく見辛いよシルクさん。
立たせたり前後からのショット映す気があるなら最初の動画分と纏めてひと繋ぎにしてから出してくれよ。
静止と動くところ同時に見せなきゃ意味ないじゃん。細かく脚見て馬選ぶような人は特に大変だったろうなあ……。
正直僕も『脚』に関しては過去最高に雑に見た。今年はリスキーな馬に多く申し込む予定なので、まあ順調に進まない馬もいくらか出るだろうがもうその辺は許容するしかない。
単純に多頭数で周回させながら1頭ずつスポットあてて解説つけていくような
いつものツアー動画みたいな形式で見せてくれるのかな? なんて期待してたんだけど
やっぱり締め切り前に横の比較ができる動画なんて出してくるわけなかったか。
今年の不親切極まりない募集馬動画は、まあわざとやってるんだろう。シルクだし。
こういうご時世なんで実験的にやってみた面もあるだろうが、少なくとも僕の観測範囲内では今年の動画で喜んでいる人は皆無だったので
なんとか来年からは最低でも元に戻していただきたい。仮に今と変わらぬ状況がまだ続いていたとしても。
なんなら今年の2種類を混ぜて作ってくれたらそれでいい。
OPに立ち姿→左右に歩く→前後に歩く→立たせたところを全身が見えるようにバックショットからグルっと正面までカメラを回す。
これだけで全然かまわない。本当にお願いします。
色々と事情や苦労があるのは百も承知。でもそれはそれ。
あ、あと小鳥のさえずり音はぜひとも復活させてくれ…完全無音はしんどすぎた……。
なんでどうでもいい販促解説付きの方だけBGMつけてんだよw
以上。愚痴でした。
ついでに3歳世代の評価を振り返ってみる。以前書いていたブログに残ってるやつを引っ張ってきた。
AA A B C D E で6段階評価してた。
順に、AA まずOP重賞走るレベル、A OPまでいけるかも、B 上級条件は固いやろ、C まあ2つ勝てれば御の字かな、D 目指せ1勝、E 順調にたくさんレース走れるといいね。
かなりオブラートに包みつつニュアンス的にはこんなところで。
AA 5頭
A 10頭
B 19頭
だいたい甘めにつけるわけだが、それにしてもえらい高評価多かった。
全体評がこれ。↓
全体的に今年は平均レベルの高い馬が揃えられたという感想。
だいぶ甘めに評価付けしたつもりだけど、あからさまに即アウト判定したくなるような馬が殆どおらず、だいたいどの馬でもどこかしらに見どころがあった。
反面ずば抜けたモノを感じる馬も少なく、そういうのはやっぱり人気するし、今年からの制度によってそんな馬たちからもどれか1頭だけに絞る必要性があり
本当に申し込み馬選びは難儀したよねえ。
今年も同じパターンな感じする。
なおまず先に言っとくと後のサリオスがC評価だった時点で完敗であるw
46. タイタンクイーンの17 C
これ、今年一番どういう反応しようか迷わされた馬。
馬のデキという意味では値付け通りになかなかのモノ。
体型体質や脚捌きも如何にもこの母産駒といったところ。さすがの影響力。
タイタンクイーンを名繁殖たらしめているのはI PASS ~ Ensnareへと続く意欲的で一本気なボトムラインにティズナウが配されている配合形の力が大きい。
そこへ今回はオルフェーヴルなわけだが、この牝系が日本の芝へアジャストするにはやっぱりもう少しわかりやすいスピードとか軽さを父から入れるべきではないかと思うんですわ。
その点オルフェはむしろ自身がそういった要素を母方から求めるタイプで、この組み合わせだといざマッチングしても「姉さんどうしましょ?」「どうしよっか? なんでもいいよ」みたいな感じで話も距離感もイマイチかみ合わず上手くいかないイメージしかわかない。それにこの配合ならやっぱり牡馬だったらまだ良かったのにと考えてしまう。
僕の評価付けはあくまでも配合優先でそこを準拠として、出てきた実馬と知れる情報の範囲内で擦り合わせを行い配合的長所や短所がどういう形で表現されているかによって優劣を付けていくため、馬のデキだけでベースになる配合評価をグンと飛び越えて高評価することはしない。という前提で考えているため、この馬はここまで。
さてどうなるか? 正直オルフェで走らせたらもう白旗上げるしずっとこの母の産駒買っておけばそれが正解となる気がする。
振り返ると楽しい。 こう見ていくと上振れかましてくれてる数頭に関してはやはり繁殖牝馬のパワーによるところが大きい感じだ。
僕の場合そこの部分をより重視するとアタリ拾える率上げられるのかなって思ったりもするけど、ラウダシオンにオーソリティにギルデッドミラーってみんな超人気で無理ゲーだったやつじゃんねw
やはりサリオスいけなかった時点で完敗だったわけだ。でもこれだって7000万だったのでねえ…(同じ7000万のリアアメリアに抽優凸って死亡したわけだが)
まあまだサンテローズで大逆転の可能性もあるのでね、楽しみだね2戦目。更新された動画での姿は本当に痺れた。なんとかここからは順調にいっておくれ。
以下、せっかくだから備忘録ついでに現3歳世代高評価馬たちのレビューいくつか貼っておく。
やっぱりこういうの残しておくと面白いなー
62. アンティフォナの17 A
サンデー系なら何を付けても好形になりしっかり走らせる安心と信頼のシルクが誇るブランド繁殖は今年もいい馬を出してきましたよっと。
弱点があるとすると構造的に前肢がやや窮屈だったり怪しげな産駒を出すことがあるんだよね。
この馬はそっち寄りなんだけど、それでもしっかり膝下伸ばせているのでおそらく大きな問題はない。
ディープとUnbridled's Song、Storm Cat の相性なんかはもう説明不要だろうし、
この構成の母にリアルインパクトならもう目指す方向もはっきりしてる。
これはリアルインパクトの種牡馬力次第で大きなところ狙えるでしょ。
種の力が試される!
36. リアアントニアの17 AA
配合面からは特筆することはないが、単純にバランスが良くて、そのバランスの良さがそのまま馬に出てくるのがこの母のいいところではなかろうか。
とにかく滑らかで美しい動きを見せる。減点材料のない血統構成と馬体のデキと歩様の素晴らしさから、今年の募集馬で一番自信の持てる馬。
母とディープの産駒は年々デキが上向いていると思うし、厩舎含めなにも文句がない。
39. マンビアの17 A
こちらはペンカナとは逆に非常に活力を感じさせてくれる。
ハーツと相性のいい血が硬軟織り交ぜバランスよく注入されていて、歩様からも特に問題は見られない。
ちょっと胴が長く見えるかなって部分も脚捌きがこれくらい軽くキビキビしていれば理にかなっている。
管囲19.1って数字だけかな。それでもこの構造なら特別大きな問題にはならないと思う。個人的な期待も込めてのこの評価。
今年のハーツ枠はこの子で。
26.ボシンシェの17 A
高いなあ。なんて思っていたが馬を見て納得。
60. プチノワールの17 A
前からディープ付けるくらいなら、よりウインドインハーヘアらしい重しの効いたブラックタイドの方が合うんじゃないのとは思っていた。
イメージ通りの馬が出てきたね。これはイイ。サイズも抜群。
この時期の牡馬相応の緩さは残すものの、それがガチっと決まればと夢を見させるデキ。
春の中山で会いましょう、かな。キタサンブラックのようになれるといいね。
35. ミュージカルウェイの17 A
問題は体質とサイズ面だけだった。そこが問題ないんだからそりゃOP級の評価。
むしろ逆にこのサイズ感と健康そうな体質はミッキークイーンよりも他の兄姉を連想させたりもして。マタコイヤとかルールブリタニアとか。
51. モンローブロンドの17 B
顔と馬体と体質が好みでギリギリまで申し込むかを迷っていた馬。
母の繁殖としてのポテンシャルの高さに疑いの余地はなく、意欲的な相似配合も好み。
ただこのプロフで人気の盲点となった原因だと思われる現状での小ささはやはりそれなりに気になった。
個人的にこの血統なら体高の低さはそこまで気にならないんだけど、もう一回り大きければ人気したろうな。
資質としては良いモノを持っていると思う。
1. モシーンの17 AA
もうワンサイズ欲しかったのは間違いないけど、全姉見たときと同じくディープとデインヒルの美点が綺麗に共存できていると感じたし、姉以上にこっちは牡馬な分か精神的にもゆとりがありそうなのは良いな。今のところ。
そもそもセックスバイアス的にディープ×デインヒルなら牡馬の方がよりイイってのもある。
気になる点も何もなくて減点材料一切なし。それならこの好配合馬はこういう評価になる。たださすがに高いw
2. キューティゴールドの17 AA
35. ミュージカルウェイの17 A
問題は体質とサイズ面だけだった。そこが問題ないんだからそりゃOP級の評価。
むしろ逆にこのサイズ感と健康そうな体質はミッキークイーンよりも他の兄姉を連想させたりもして。マタコイヤとかルールブリタニアとか。
40. メジロアリスの17 A
何を付けてもとにかく主張の強いメジロアリスさん。本馬も例に漏れず。
というかダメジャー付けたらそりゃそうなるよねって。
前脚は怪しいからあまり上体が屈強に育ちすぎるとどうだろうか? というところだけ。
41. シーイズトウショウの17 A
強気の価格設定と池江厩舎で、さてどんなものが出てくるかと期待したが期待通り。
後ろの素晴らしさにまだ前がついてきていないけど、このバランスでも各パーツそれぞれが垣間見せるポテンシャルの高さは否が上にも期待を高めるね。
ジャスタウェイのナスペリ強調型でこのデキならそれだけで安心できるし楽しみな馬。