ラジエル(ミスティックリップスの19) ここまでの育成状況からの擦り合わせ。~2歳2月
シルクホースクラブ2歳馬の馬名が決まった。
もうちょっと遅れると見込んでのんびり今週中に出資愛馬情報纏めとけば間に合うやろってなめてたらこれよw
というわけで全馬決まった馬名でアップしなおし。年々馬名覚えるのが大変になっていく。寄る年波には勝てぬ……
ラジエル (神の神秘を意味する天使)だそうで
ミスティックリップスの19 父ミッキーアイル 宮田厩舎 (1800万円)
(↑ 1歳9月 424キロ ↓ 1歳12月 472キロ)
募集時評価。赤字は血統配合からのみのイメージ。黒字がカタログ動画まで見てからの印象。
シルクホースクラブ2020年度1歳馬募集検討本チャン全頭評価記録④ 募集番号31~40 - あなたの隣の青い春
36 .ミスティックリップスの19 ミッキーアイル メス 154.5 173.5 19.3 413
「SR」
母は母父ジェネラスのくせに(失礼)だいたい何付けても走らせるデキる女。
それもジェネラスのCaerleonにニアリーDroneな血を合わせればちゃんと芝向きでそこそこキレる脚を使わせるんだから本当にデキる女だ。
とはいえやっぱりだいたい内回り、小回り向きの脚になるので性質的にはミッキーアイルとも合いそう。
Majorataを1/4異系とする形で配合も方向性も纏まってると思うし、なかなか面白いのではなかろうか。案外楽しみ。
ここまでデビュー済みの産駒を見ていると、全体的に締まり強めのわりにトップスピードはあまり出ないのかな? って印象のミッキーアイル。
しかしこれはなかなか良いな。
シャープで鋭いラインの体型に、バネ感あって窮屈さのない柔軟でしなやかな歩様。ミッキーアイルらしく前進気勢もあり良いスピード持ってそう。
脚に危うさはあるけれど、宮田厩舎で早期から行けそうなマイルベースの牝馬に1800万なら賭けてみる価値ありそう。
1/4ドイツ異系のトレンドに乗っかってみたい。
アンダーライン引いてるところが募集時の姿からの大まかなイメージだった。
んで出資決定後。
いわずもがな前脚がだいぶ危なっかしいがそこは織り込み済み。
というかそもそも宮田厩舎自体に、血統背景などから期待感はありつつも色々と怪しい瑕疵のある馬が集められてる感があり(特に何もなさそうだった出資馬セラフィナイトに呼吸器系の話が出てきたところで勝手に確信したw)、そういう面からしてどんな結果も受け入れる準備はできている。
だいたい馬房数に対して入れすぎなんだからそりゃそうなるよね。堀厩舎や近年ではキムテツなんかも初期には特にそういう馬集められる傾向あったし、期待されてるからこそだと思っておこう。
ミッキーアイル産駒はだいぶ不安になるスタートを切ってはいるが
繁殖としてのミスティックリップスには全幅の信頼をおける。
本馬もシャープな造りで現状薄めに映るが非力感は無く、背中から腰にかけての柔軟性を備えた可動域の広い後肢の動きは見どころがあって運動神経良さそう。
この血統らしい俊敏な前捌きと父っぽい前向きさも相まって小回りや内枠からの捌きで小脚を利かせた良いレースを見せてくれるんじゃないかと楽しみにしてる。適性としては短いとこよりも案外中距離寄りなのかなと。
あまり上手くいってないロックオブジブラルタルが出たような力馬に寄ってるミッキーアイル産駒たちとは一線を画すし、母産駒らしく健康面に不安はあるが
結構やってくれるんじゃないかと秘かに期待してる。なんとか無事にいって欲しい……。
運動神経抜群の才女って雰囲気でめちゃめちゃタイプな女の子だし、イストワールファムが抜けた寂しさを埋めてくれるくらいの女の子であってほしい。
以下、ここまでの育成近況コメントより抜粋。
11月 空港担当者 ハロン17秒まで「動き、手応えともに問題なし」「背中が柔らかく、大きいストライドで走ることができていますが、まだトモに緩さがあり、その辺りが改善されてくればもっとバランスの取れた力強い走りに変わってくると思います」「体調面に関しても今のところ問題ありません」「非常に前向き。少し気の強いところがある」
12月 空港担当者 ハロン17秒「元来背腰に疲れが出やすい」「少し敏感な部分があるため」「機械の音に反応して、周りを気にするような素振りを見せることがありました」
12月31日 空港担当者 ハロン16~17秒「まだ力がつききっていない分、ハミに頼った走りになってしまいますが」「馬体重は先月よりも減ってはいますが、体が細くなったというよりも引き締まった印象です」「腰や胸前の筋肉は発達してきたものの、少しずつ体幹を鍛えていければと考えています」「先月は少し敏感な部分を見せることがありましたが、今月はとても落ち着いていますね」
2月 空港担当者 ハロン15~17秒「背腰の弱さは相変わらずですが、最近はあまりハミに頼らなくなってきた」「まだ馬体の緩さはあるものの、十分な運動量は確保していますし、これからどういう変化が出てくるか楽しみにしているところです」「精神面でも少しずつ落ち着きが出てきている」「脚元に不安はなく飼い葉もしっかり食べてくれていて、体調面に関しては心配ありません」「まだまだ幼さが目立つ現状ではありますが」
(まとめ)
最新の近況では452キロまで体重が減ってきていた。動画で確認できる範囲でも別段細く映るわけでもなく、引き締まってこれくらい、ということなんだろう。
順調に育成過程踏んでいけるか正直不安だったけど、ここまではどこにも問題なく着々と進めていけている。
坂路でのフットワークなんかを見ていても元来前肢の可動域が狭めで大きく振り出せるわけでもないぶん、ずっと言及されている背腰の弱さやトモの緩さが顔を出しちょっと突っ込み気味で窮屈そうな走りになっているように感じる。
気持ちが強そうなのはミッキーアイル産駒の特色(現状先行してなんぼ)を考えると良い方に捉えたいけど。
このあたりが解消してくれば道中はもっと身体を起こしゆったり走りながら要所で小脚を利かせる緩急に強い走りが見られるんじゃないかなあと。
とにかくしっかり乗り込みを継続できているのは嬉しい誤算w
このまま順調にいきますように……