シルク2020年度1歳馬募集予定リストから、種牡馬ごとの配合イメージ掘り下げその⑦ ハービンジャー&ミッキーアイル編
ラストスパートだ。サクサクいこう。
その⑦はシルクと相性抜群のハービンジャー2頭(今年は残念ながら牡馬はナシ)と
なぜか5頭も押し付けられた()ミッキーアイル
特にミッキーアイルでアタリ引けたら熱いよね~
※なお各馬の印象に関しては価格&厩舎を一切考慮せず書いている。
それではハービンジャーから
テーマはわかりやすく至ってシンプル。ナスペリオン+NijinskyでHasiliを増幅しよう。
ツルマルワンピースの19 牝馬 (母父キングカメハメハ)3/7
ブラストワンピースの全妹。オルフェーヴルとの間にホウオウピースフルも出た。
なかなか主張の強い母で、特にフィジカル面の強さを確実に伝える。
ナスペリオン+NijinskyというハービンジャーのHasili弄り黄金パターンなわけだけど
実際のところ母父キンカメとでは Northern Dancerが多くなりやすすぎるが故に割と当たりハズレも激しかったりする。
とはいえ、母の繁殖ポテンシャルの高さはもう疑う余地もないので
単純にデキとお値段とご相談ってところやねえ。
アーデルハイトの19 牝馬 (母父アグネスタキオン)5/26
これまたもうシルクではお馴染みのお母ちゃん。
安心と信頼のブランドもお値段引き上げた途端にズッコケましたねえ。
アグネスフローラでナスペリオンクロスとCaerleon経由のNijinsky持ち、
アーデルハイト自身もタキオンもビワハイジもCaerleonもアグサンも代々Northern Dancer5代アウトで
本馬はアグネスタキオンを1/4異系に使った3/4Northern Dancerとかいう
如何にも走りそうじゃん。という形になる。
ただし既に全姉マイエンフェルトが期待値の高さからするとそれを裏切り気味であり、そこをどう見るか?
上はみんな緩急に弱いワンペース気味な馬が多く、特に後肢の造りや歩様をしっかり確認して判断したいところ。
姉よりももう少しキレを引き出せるようなら長打を打って不思議ない配合馬だとは思うんだけど……
これはデキ次第で真面目に検討したい馬ではある。
そのままお次はミッキーアイルの5頭を。
なんで5頭も回されたのかよくわからないけど、ノーザン関係では
パシオンルージュ以外は回ってこなかった産駒含めてそもそもシルクに縁のある馬が多かったんだねえ。
さて、アタリは入っているのか?
ミッキーアイルはまあ初年度産駒を見ていくと、わりと締まりがあって良いケツしてて
そのまんまデインヒル×ステラマドリッドぽいのが多い印象。ダートの短いとこで走る奴も結構出るだろうし。
あまりディープっぽさはないんだよなあ。シンプルにディープの重しを活かしつつ親父みたいなマイラー目指そうって感じで考えたいかな。
パシオンルージュの19 牡馬 (母父ボストンハーバー)3/7
母は1000~1200で3勝。直線1000mでハナを切って押し切る快速で鳴らした母。My Charmer4×5がある。
本馬はサンデーサイレンスの3×4でHalo≒Red God4×5×6。
恐らくわかりやすくラトロ肩でガーッと掻き込んで一息に走る芝ダ兼用短距離馬。
1点突破で割と纏まって面白そうな馬。お値段次第では検討しようかなってくらいの気にはなってる。
ミスティックリップスの19 牝馬 (母父ジェネラス)2/17
母は母父ジェネラスのくせに(失礼)だいたい何付けても走らせるデキる女。
それもジェネラスのCaerleonにニアリーDroneな血を合わせればちゃんと芝向きでそこそこキレる脚を使わせるんだから本当にデキる女だ。
とはいえやっぱりだいたい内回り、小回り向きの脚になるので性質的にはミッキーアイルとも合いそう。
Majorataを1/4異系とする形で配合も方向性も纏まってると思うし、なかなか面白いのではなかろうか。案外楽しみ。
エレンウィルモットの19 牡馬 (母父ブライアンズタイム)4/27
ディープ系にPacific Princess牝系の牡馬。鉄板くんですな。
適性が短めな距離に寄りそうな分どうなるかな? ってところとエレンウィルモット産駒は特に脚に怪しいところが出やすい印象なので17歳時の産駒なのも気になっちゃう。
細かいところは実際に見てみなきゃなんともいえないや。
ワイオラの19 牡馬 (母父Sadler's Wells)5/4
ヌレサド4×2とかいうなんかドギツイ奴w
母ワイオラもNorthern Dancer2×4とかいうドギツさ。
ちょっとさすがにNorthern Dancer過多すぎてそれ以外なんも見えない。
ワイオラはこれでOasis Dreamから活躍馬だしてんだから凄いなーとは思うんだけど
さすがに今回はやりすぎじゃないかなあw
牝馬を取りたかったのかもしれんね。
一本気なダートの短距離先行馬ってとこだろうか。
ポルケテスエーニョの19 牝馬 (母父Medaglia d'Oro)2/20
ディープ×Medaglia d'Oroって走りそうで走らない馬を量産してるよなー。
ポルケテスエーニョはまあ一言でいうと名門名血ってやつですな。
ヌレサドクロスとStorm Cat・Alydarを持ってくる形で優秀なボトムラインを刺激してる感じ。
Sir Ivor5×6なんかもできるし、おそらくこの牝系らしい軽く俊敏な脚捌きは伝わっていると思う。
それ以上の部分は馬を見てから判断したいけど、気性が前向きな芝のマイラーってところだろうなあ。
今回は以上!!
次で終わるかな? セレクトセールまでには間に合わせたいw