シルク2020年度1歳馬募集予定リストから、種牡馬ごとの配合イメージ掘り下げその⑥ ジャスタウェイ&キンシャサノキセキ編
シルクのカタログは20日発送のようで、遅くとも来週にはWEBカタログと動画を見ることが出来そう。
セレクトセールが7/13~14なのでそのあとに出るのかな? 去年はどうだっただろ。まるで覚えてない()
40口組の結果も出たようで、そろそろみなさん次の1歳馬募集へ切り替えていく感じですかね~。
僕はこれからシルクのカタログ出る前にサンデー・社台・G1のカタログ動画見やす。ちゃんと我慢できた偉いぞ。見ちゃうと欲しくなるからな。真剣に40口再検討するのはまた来年だね。
コロナで仕事もどうなるかさっぱり不透明だったし(まだまだモヤっとしとるが)さすがに今年は動く気になれなかった。。。
さて、本題。
配合イメージ掘り下げその⑥はジャスタウェイ&キンシャサノキセキ
やや期待を裏切り気味でそろそろ広告塔になれる大物出さなきゃしんどくなりそうなジャスタウェイと
今年の3歳世代がなかなか多士済々の豊作で可能性を広げられた感もあるキンシャサノキセキ
それぞれ4頭と3頭
※なお各馬の印象に関しては価格&厩舎を一切考慮せず書いている。
という事でまずはジャスタウェイの4頭からいってみよう!
実績100万程度あれば選び放題じゃねえかなとwkwkしてたんだが(ハーツクライオタクなのでね)、最高のタイミングでダノンザキッドが爆勝ちしちゃって悲しみ。Dansiliのアレ、こっそり狙ってたんだけどなあ…という気持ち。
ラトーナの19 牡馬 (母父Dansili)4/13
鮮烈なデビュー勝ちを飾ったばかりのダノンザキッドと7/8同血馬。
残りの1/8ランジェリーもナスペリオン&ハーツのキモの1つBusandaと脈絡するMr. Busher持ちで注文を付けるところがない。
そもそもどっからどう見てもハーツクライ系とDansiliの相性は抜群で合わないはずがなく、現状この組み合わせの例が極僅かな中でシャドウディーヴァとダノンザキッドが出たんだから素直に乗っかりたいところ。
父がDansiliのハービンジャーも、Nijinskyとナスペリオンで名繁殖Hasiliを増幅しよう、が基本テーマなわけで
ハーツクライ系でもHasiliのナスペリオン弄りとデインヒルが入りゃそりゃあ信頼度上がるってもんよ。
Hasiliは偉大なのである。
配合面で言えば母ラトーナがNorthern Dancer4×4でここだけがちょっと気にかかる部分か。
母は重心低めなムチムチ体型とややこしい気性を伝えるイメージで、何よりここまで体質面が怪しい産駒ばかりなので当然不安もないことはないが
ひとまずどんな馬が出てくるか楽しみに待っていたい。
シロインジャーの19 牡馬 (母父ハービンジャー)5/10
ハーツクライ系にDansiliなんて走るに決まってんじゃんみたいな事言った直後で恐縮なんだがこれが母父ハービンジャーとなるとまた話は変わってくる()
ハービンジャー特有の緩さっておそらく高確率で母父としても伝えていくと思うんだよね。
今の競馬はとにかく早期から走れてなんぼなので、それにハーツクライ系だと一層Dansili成分の引き出し方に一工夫必要だったり、その他の部分での補強がいったりすると思うんだ。
この馬の場合はそこんとこをひとまずユキチャン系統のダートや短距離向きなパワーのみにゆだねている感じ。
個人的な意見ではこれだと単純にダートのパワーマイラーになるだけじゃなかろうか。
最初からダート馬狙いとかなら一考の余地もあろうが、わざわざジャスタウェイ×ハービンジャーでダート路線狙わなくてもねえ……
ユキチャンもシロインジャーも代々Northern Dancerクロスを重ねてきて
ジャスタウェイがNorthern Dancer≒Icecapade5×3持ちということで、こういう部分でもあまり印象は良くないし
なんならサンデーサイレンスのクロスが逆に邪魔に映るくらい。
最高に上手くいってマスターフェンサーみたいなのが出るかもってところ?
力こそパワーだヒャッハーな脳筋成分が強すぎるのは僕の好みではないかなあ。
フェイトカラーの19 牡馬 (母父サクラバクシンオー)1/17
母は3勝馬で芝の1400と1800で勝ち星を挙げた先行馬。
ジャスタウェイ×バクシンオーだと中央ではカリボールとヴェルテックスのみで中々高打率の予感。
ハーツクライ×サクラバクシンオーだとシルクにOP馬インビジブルレイズがいるね。
活躍馬がたっくさーんのフェアリードール牝系です。なわけでテスコボーイとNureyevでナスペリオンが入る形になる。
何気にボリクリもハーツクライと好相性で、ジャスタウェイ×シンボリクリスエスでも4/8勝ち上がりでシングフォーユーが出ていたり定石通り中々いい感じ。
祖母ビーポジティブはダートの重賞馬だがシロインジャーとは違い、フェイトカラーにNorthern Dancer4×5はあるものの代々Northern Dancerをクロスしてこずボリクリを1/4異系に使っていることもあってジャスタウェイの相手としての印象点も特に下がらない。
ナスペリオン特化型で、むしろここがちょうどいい重しとして機能してくれそうだなと感じるくらい。
気性が前向きで芝の大箱マイル~中距離あたりを先行しているイメージ。
そういうタイプに根っこはあくまでもHyperionなジャスタウェイとフェアリードール牝系との組み合わせの牡馬ってのもなかなかそそる。
アンティフォナの19 牝馬 (母父Songandaprayer)5/14
ついにG1まで届いてしまったお馴染みアンティフォナ。今年はジャスタウェイ牝馬すか。
毎年言っているようにまずサンデー系付けておけばだいたい何とでも好形になって良いスピードを確実に添付してくれる懐の深ーい母ちゃんだ。
祖母スナッチドとハーツクライの産駒には秘めたポテンシャルを発揮しきれぬまま志半ばで引退した出資馬キャンディケインもいたりして、ジャスタウェイとでも確かな裏付けのある配合馬。
ジャスタウェイの牝馬はWild Again味ある一本気な気性をより受け継ぎやすいイメージあるし、やっぱり1200~1600あたりが主戦場になるんだろうな。
デキにさえ問題なければほっといてもまず最低限馬代分は稼ぐでしょ。(雑)
続いてキンシャサノキセキの3頭
要するに強いクロスがあったり影響力の大きな母と合う。Kingmamboと相性良いよね。おっ? というわけでいってみよう。
シーイズトウショウの19 牝馬 (母父サクラバクシンオー)4/16
母19歳時の産駒。とはいえ近年のシーイズトウショウ産駒は少なくとも見た目に関していえば母の年齢などどこ吹く風な活力溢れる馬ばかり。
ダンディルート3×2の祖母ジェーントウショウがなかなか強烈で、その父トウショウフリートもソシアルバターフライ3×3とかいうパンチ力。
これをバクシンオーで一気に緩和したのがシーイズトウショウ。
こういうバックボーンなわけでシーイズ自身も母として影響力は強い。
今回は5代アウトのキンシャサを配してさらに緩和させた形。健康面もクリアな馬になりそうだし母の高齢さはあまり気にする必要なさそう。
スプリンター×スプリンターで、イメージはシンプルに柔軟性のある1400寄りのスプリンターが出てくる感じかな。
インディチャンプやアウィルアウェイの妹になる。我が世の春を謳歌するトキオリアリティー牝系ですな。
まあウィルパワーはとにかく母として主張が強く、産駒をみんな体高低めで丸っこいパンパンに張った短距離馬にする。
ステイゴールドであそこまでマイラー然とした距離の融通が利かないチャンピオンホースを出すんだから凄いよね。なお僕はステイゴールドのマイラーに大物無し、で最後の最後にインディを消した。いい勉強になった(涙)
キンシャサとの配合ではIn Realityのクロスが出来てよりパワー型に振れるだろうから、芝ダ兼用スプリンターのイメージかな。牝馬でおそらくお値段も張る分そのあたりをどう考えるか。
kingmambo持ちでもあるし、まあ手堅く成功はするんだろうけれども。
こちらもお馴染みボシンシェ。グレンツェント以降は期待されながらも応えられていない。今回は地味めなキンシャサ牝馬こともありマークも薄いだろう。(買いたい感滲み出てる)
母はNorthern Dancer4×4でKingmamboとLyphardを併せ持ちキンシャサの相手として申し分ない。
ボシンシェの中でも芝適性の源であるHatoof成分に手をかける形になっていて
Le Fabuleuxクロスで気性の強さも出そうな気がするから芝のマイルベースなイメージかな。結構楽しみにしてる。
今回は以上!
やっぱりどちらもなかなか面白そうな馬が揃ってるな~と。
このあたりからなら自分の実績で拾えそうなのも多いので、期待を込めてのレビューになってるのがわかりやすすぎる。