第87回東京優駿(日本ダービー)回顧。ディープインパクト最高傑作の予感、確信へ
仕事しながら当日の様子を追っていて
「え? 雨降ってんの?」
「うーん、思ってたほど馬場は速くないな。というかちょっと重たい感じする」
なんて具合にまったく仕事が手につかないダービーdayらしいダービーdayでした。
(仕事しろ)
なお予想はこちら↓
パドックから返し馬までを見終えた段階でなんというか、もう晴れやかな気持ちでしたね。まだ始まってもないのに賢者モードで眺めていられた。
それくらいコントレイルやサリオスやサトノフラッグやヴェルトライゼンデの気配は素晴らしかった。
最初のコーナー入りでごちゃつきそうだなってのはだいたいの人が考えただろう。
僕も考えたけどそれでコントレイルやサリオスが不利を被るような絵は一瞬たりとも浮かばなかったね。
だって昨日言ってた通りメンバー中この2頭がダンチで俊敏華麗に動けちゃうんだもん。
おかげで、むしろスタート直後15秒でもう「勝ったわ」とか呟きながら愉悦に浸っておりましたね。
なおゴール寸前サトノインプレッサ猛追に肝を冷やした模様。
馬券が紙切れに変わるところだったあぶねえ。
前半スローになったこと、内枠からインに拘り抜けてくるスペースもあったこと。
ある程度運が向いた面はあれどこの馬に関してはマイルカップがかわいそすぎたから、チャラですな。
イスラボニータとかあの手の唯一無二な天才ランナータイプで大好きな馬なので、この大舞台で資質の高さを証明してくれたのは嬉しい。秋以降楽しみだね。
ハロンタイム | 12.6 - 11.3 - 12.9 - 12.6 - 12.3 - 11.8 - 12.2 - 12.3 - 11.8 - 11.3 - 11.3 - 11.7 |
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上り | 4F 46.1 - 3F 34.3 |
田辺スローの可能性はもちろん考えていて、実際そうなった時点でスタートポンと出られなかった15番のサトノフラッグは苦しくなった。
マイラプソディが動いたとき一緒に動きたがる素振りを見せたけど、あそこで動かしていたらどうなったかな?
まあ結局中盤緩まずほどよい持続戦と化したからどのみち外差しでは無理ゲーだったか。
コントレイルのあの位置に全く驚きはなかったが、サリオスがあそこまでポジション下げたのは結構意外だった。
内目に入れそうなシーンもあったように見えたけどリスクを取らなかったという事かな。
前半スローになったもんで、そこからだと外回すしかないぞ~って出資者はさぞ不安だったろうなあw
それこそコントレイルの後ろにでも入れそうならそっち行ったかもしれないけれど、これはこれで合理的なレーンらしい判断だったんじゃないかと。
向こう正面、人気2頭がともに余裕たっぷりにリラックスして追走する姿は役者が違うと強く認識させられたねえ。
直線向いて力の有り余るコントレイルがライバルを煽りに行くように外へ蛇行
それをめがけてサリオスのエンジンが全開、一気に襲い掛かり並ぶところまでいくか?!
と拳を握ったその刹那
今度は涼しい顔してギューンと勝ち馬が飛び立っていった場面がハイライトでしたかね。
これからまだまだ何度も見られるはずの同世代ライバル名勝負数え歌
しかし今日の東京2400戦においてはコントレイルが鼻歌交じりの大楽勝だった。
割と真剣にこの馬なら秋の天皇賞アーモンドアイをガチンコで捻じ伏せられるかもしれないという期待がある。
とはいっても無敗の2冠馬だからね。秋は菊花賞でまずは無事に3冠を納めてもらいたい。
代わりといってはなんだけど、サリオスの方が先に挑戦することになるかな?
楽しみ~。
そういえば、
2013年キャロットが初めてダービー連対馬エピファネイアを出した。
— MiKi LFC@2勝 (@sundaysilence96) May 31, 2020
そこから2度掲示板に乗り、ついにダービー制覇を果たしたのが4年後だった。
2020年シルクが初めてダービー連対馬サリオスを出した。
いよいよ近づいている……のかね
(誤字は許して)
今年のシルク1歳は芝中距離に向きそうな配合の牡馬がたくさんいるので、真面目にクラシックは意識して考えたい。
いやー、なんとも気持ちのいいダービーだった。
それにしてもノースヒルズは持ってる。
ノーリーズン落馬とか(それは違う)ヘヴンリーロマンスの秋の天皇賞やキズナのダービーに続いて、無観客ダービーでもコントレイルの名を日本競馬史に深々と刻み込んだ。
9月の新馬勝ちから東スポ杯→ホープフルS→皐月賞→ダービーのローテで無敗の2冠馬なんてもの凄いよなあ。しかも非ノーザン系。
フィエールマンなんかもデータクラッシャーすぎるくらいだけど、サンデークロスのクラシックホースも出たし、まさしく新時代だね。
どんどん知見を更新していかねば時代に置いていかれるぞ!