シルク2020年度1歳馬募集予定リストから、種牡馬ごとの配合イメージ掘り下げその③ 新種牡馬キタサンブラック&ドレフォン編
えー、このところ週末競馬をリアタイ視聴するのが難しい環境で、毎週末「つれぇわ…」なんて呟きながら過ごしておりやす。
webカタログ公開後すぐさま答え合わせできるようにこの簡単レビューだけは全頭分きっちりと間に合わせておきたいところ。
では第3回、来年の新種牡馬キタサンブラック&ドレフォン編いってみよう!
40口界隈でもイスラボニータ産駒やシルバーステート産駒が人気してたりして、やっぱり新種牡馬は注目度高いねー。
と、その前に脱線。
リバプールFC悲願の、悲願の、悲願の
プレミアリーグ制覇!!
リバプールが遂にchampions of englandの座についた瞬間は本当に万感の思いで
長年苦しめられてきた枷から解き放たれた清々しさのような気持ちが一番強かったかな。
ありとあらゆる経験を僕に与えてくれて、人として形作ってくれた無二の存在。
どんなことでも起こりうるし、また、どんなことでも起こせる。
そして何事も決して一過性のものや『たまたま』『奇跡』などではなく、再現性のある現象として理論づけていくことの大切さをこの身に刻み込んでくれた存在でもある。
一口馬主で資金を回していくうえでも大事な考え方だ。
番記者の1人Neil Jonesが綴ったこの記事は僕らの気持ちがそのまま書き記されていて大好き。泣いちゃう。
7試合を残しての優勝は歴代最速。
6/25での優勝決定は歴代最遅。
新型コロナで色々とあった異例のシーズンだけど、残した記録は一生モノの思い出になる。
あとは歴代最高勝ち点の更新だ。みんながんばれ。
(10年かかったけど、やっと居るべき場所へ戻ってこれたよ)
リバプールの話は勿論、エンタメ関係とか
馬券研究のエントリやFXに関するエントリも出していきたいんだけど、ちょっと手が回らなくてつらいや。
では本題
シルク2020年度1歳馬募集予定リストから、種牡馬ごとの配合イメージ掘り下げ① エピファネイア&キズナ編 - あなたの隣の青い春
シルク2020年度1歳馬募集予定リストから、種牡馬ごとの配合イメージ掘り下げ② ドゥラメンテ&モーリス編 - あなたの隣の青い春
※なお各馬の印象に関しては価格&厩舎を一切考慮せず書いている。
キタサンブラックの方からいってみよう。
キタサンブラックといえば、ウインドインハーヘアのスタミナを軸とするHyperion根性。母父サクラバクシンオーにLyphardクロスを合わせた先行力・粘着力。Princely GiftとWordenの影響力を強く感じさせる前肢の伸びやかさを活かした大きく柔らかい動きのナタ斬れ。
特長としてはこんなところか。
基本的に欧州スタミナ色が濃いこと、おそらく大柄で脚長で大きく柔らかい動きをする馬が多くなりそうなこと。
このあたりを考慮するとアメリカンなパワースピード要素を取り込みながら
HaloやAlzao(Sir Ivor)やテスコボーイのナスペリオンを強調していくパターンがBetterだろうか。
あんまり母方にナスキロ要素なんかが強いと早期から走らせるのは難しくなるかもしれないのでそこは注意がいるかも。
望田先生も言ってたけど、とりあえずはハーツクライを扱うイメージで考えればいいんじゃないかなと。
シャトーブランシュの19 牡馬 (母父キングヘイロー)3/23
のっけからこれは面白そうですねー! (テンションアップ)
母はキングヘイローのSir Gaylordクロスに重厚なナスペリオンを重ねた構成のナタ斬れで重賞馬になった。
上のカナロアもキンカメもなかなか見どころありそうな馬だし、なにより今回のキタサンブラックが配合的には最も期待できる。
Haloの4×4にAlzao≒ダンシングブレーヴやLe Fabuleux≒Worden等々なかなか綿密な相似配合となりながらHalo、Lyphard、Sir Ivor、Wordenにナスペリオンと
キタサンブラックのキモ部分を綺麗に累進させている。
母はわりと締まりのある産駒を出すタイプでもあるし、素直に馬が見られる日を楽しみに待ちたい。
毎年のように産駒のデキを絶賛されながら色々あって大きな成功を収められずにいるサマーハ。
シングスピールにWoodmanという構成で胴伸びと手先の強さが産駒の特徴。
確実なスピードも伝えるけど、少々日本の芝向きなしなやかさに欠ける印象もある。
シンプルにスピードは備わりそうなんだけど、わりと相反する要素を主に伝えそうな両親の組み合わせなのでそこんとこ判断難しそう。
さらに牝馬だしなあ。適性面で言えばシャケトラに寄るかダート馬かって感じだろうしちょっと手を出しづらそうである。
ブラックエンブレムの19 牡馬 (母父ウォーエンブレム)5/17
今年も来ましたお馴染みブラックエンブレム産駒。僕もアストラエンブレムを落ちたり、マルーンエンブレムに出資させてもらったりしてる。
母はもう説明不要のスーパーニアリークロスを武器にサンデー系との配合で活躍馬を量産している。
キタサンとだと、例えばディープインパクトとの配合よりは高得点になるかな。
Sir Ivorのクロスとナスペリオン継続で特に文句もない。牡馬に出てキタサンブラックらしい枝の長い大柄な体躯を得られていればなお良しだろう。
Aureoleに触る形になっているから気性面に一癖あるだろうが、これは馬のデキ次第で検討しがいあるだろうね。
ただウィクトーリアの募集時みたいな状態で出てこられると判断つかないからああいうの本当にやめて欲しいw
ポーレンの19 牡馬 (母父Orpen)5/12
サトノダイヤモンドの母父として注目されたOrpenは、自身がDanzig系短距離G1馬で母父Bonita Francitaは現代日本競馬で存在感を増し続けるCoup de Folieと3/4同血にあたる。
ポーレンもなかなかHaloらしさをストレートに伝える繁殖で、個人的にはどこかで長打を打ってしかるべき繁殖だと思っているし、それが本馬であってもなんら驚かない。
母の産駒は母系に入るNijinskyの影響かわりとゆとりのある体型と手先の強いフットワークが特徴だけど、どうしても馬体構造の問題や体質面での不安が付いて回る。
健康度やタフさという観点では近年でも突出していたフレッシュなキタサンブラックを迎えてそのあたりが解消されればいいね。
スピードの担保はあるし、Halo4×5とLe Fabuleux≒Wordenのクロスに
Bold Lad持ちでBurghclere≒Fair Alyciaのニアリーもあるので牡馬に出たのも良い。これは同時にナスペリ継続クロスにもなる。
お値段的にも手ごろだろうし特別人気もしないだろう。めちゃくちゃ楽しみにしてる。
スイープトウショウの19 牝馬 (母父エンドスウィープ)1/31
出資馬スイープセレリタスの妹。
スイープトウショウ18歳時の娘。さすがに年齢的にそろそろどうかなあとは思う。
ただ種が若いキタサンブラックで生まれも1/31となればあまり気にしなくてもよさそうかな? 上手くいくといいね。
LyphardとテスコボーイのクロスでAlzao≒ダンシングブレーヴ持ち。
スイーズドリームにテスコボーイのナスペリオンクロスが乗った形で、もう少し適性も中距離に寄るだろう。
配合面では貶したり問題になりそうな部分はないからこれはもう馬のデキ次第かな。
続いてドレフォン。
なんとシルクに来た4頭は全部牝馬。残念だ(´・ω・`)
個人的には思いっきりダートに振ったドレフォン牡馬が欲しかったので意欲減退もいいところ。それはさておき……
ドレフォンは触る場所によって芝もダートも短距離もマイルも中距離もあらゆる適性に対応できそうで楽しみだね。
母父ディープ系もたくさんみたいし、定石通りダートマイラー狙いで息長く稼いでくれる馬も欲しい。一口民の強い味方になってくれるかもしれないなー。
ドレフォンに母父クロフネでDeputy Minister4×5。ヘニーフレンチ的でもある砂鉄板配合ですな。牡馬だったらなー。どうしても一口馬主でダート牝馬は扱いづらい。それもそこそこ値が張りそうだからなおさらだ。
グローリアスデイズの19 牝馬 (母父サンデーサイレンス)3/10
これはなんでシルクに来たのかよくわからなくて初見で「数合わせか?」なんて失礼な声を漏らした馬w
特に配合的特徴があるわけでもないし、正直よくわからない。
こういうのが内回りで俊敏な脚を使える芝マイラーだったりすると面白いだろうなあドレフォン。
シャンボールフィズの19 牝馬 (母父キングカメハメハ)4/6
キングカメハメハ×マンハッタンフィズ、内回りでガガっと掻き込む母系ですな。
パワフルで手先の強い前捌きを伝えるので、ドレフォンでもそのまんま内回りの短めダート向きでしょう。
(ダメだダート牝馬っぽいドレフォン産駒に興味なさ過ぎてコメントが淡泊になりすぎる)
メリーウィドウの19 牝馬 (母父ゴールドアリュール)4/25
困ったこれもまるで興味がわかないw
とりあえず大箱ダート向きかな。府中1400~1600とかで走ってそう。
はい! キタサンブラック&ドレフォン編は以上!