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シルクホースクラブ 第2回追加募集馬検討その⑦ スピードリッパー&カレドニアレディ&メリーウィドウ&ラッキートゥビーミー

残り4頭! いってみよう!

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以下コピペ

 

シルクホースクラブ第2回追加募集、会員向けインターネット受付が4/27よりスタートしました。

インターネット先行受付は5月7日(木)午前10時まで。

■第2回追加募集馬 特設ページ■

シルク・ホースクラブ | シルク・ホースクラブ - Silk Horse Club

 

はい。はじまりました。毎度馴染み大争奪戦です。

YouTubeでの再生回数からして、前回の追加募集時よりもはるかに注目度が高いですね。

去年のこの時期の追加募集でも実績ボーダーや票数が厳しいモノでしたが、今回も苦笑いしか出ないような数字に殴られそう。

 

まあ申し込んだところで獲れるとは思ってませんが、せっかくなので全頭レビューを作っておこうと思います。

久しぶりなので、2020年度1歳馬募集へ向けてカンを戻すリハビリみたいなもんですな。では。

UR SSR SR R NR の順で評価付けてこう。

なお評価は各馬の募集額からのコストパフォーマンスを多分に考慮する。

 

スピードリッパーの18 父ルーラーシップ(3500万円)

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体高 162.0 cm 胸囲 181.5 cm
管囲 20.0 cm 馬体重 462 kg

人気になってはおりますが、そもそもこの母にルーラーで3500万の時点で割高感ありませんかねこれ?

上は全頭勝ち上がり。とはいえロードカナロア産駒で1勝どまりにダート単距離での勝ち上がり。ストームリッパー含め血統のイメージよりは短いところに適性のある子を出すらしい。

上の牡馬2頭ともセン馬って怖いよね()

キンカメ系に拘って種付けされているのはまあわかる。好形になるもんな。

カナロア産駒の2頭なんて、なんでこれで走らんのやろ? って思うくらいだし。

 

して本馬。

雄大な骨格を有するわりには全体的な筋肉の付き方がイマイチで見栄えがしない。幼さの残る体つきだね。このフレームで460キロしかないんだもんな。ギリギリとはいえ1月生まれで。

歩かせてどちらかというと体質的な締まりの強さを感じさせるのも、なんかコレジャナイ感が。

走っても、ダイナミックなようでいて現状頼りなさの方が目立つというのが個人的な印象。あとかなり気が強そう。

あくまでも僕の経験則での話だが、こういうフレームと肉付きにアンバランスさのあるタイプは何か内面的な問題を抱えているという事が多い。

 

スピードリッパー自身、使える良い脚が短くキレもないので直線短いコース向きで、なのでレースの格が上がると対応が大変でさっぱりというわかりやすい馬だった。

エリシオ牝馬なんかと同類でFairy Kingを引く牝馬らしく、小回りでガーっと脚を使うタイミングと展開がハマれば上位に来れる。みたいな。

基本的には良くも悪くも母似なんじゃないかなと思う。

 

配合面でいえば手堅そうな好形であることは間違いない。

ただし、どうしても実馬に納得がいかない。これで3500万円ってのがまたね。一言で言って僕の好みではない。

もしお値段なんてどうでもよくなるほど活躍したら、

そのときは新たな知見を与えてくれてありがとうと素直に土下座したい。「NR」で。

 

カレドニアレディの18 父オルフェーヴル(2000万円)

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体高 156.0 cm 胸囲 180.0 cm
管囲 19.0 cm 馬体重 450 kg

カレドニアレディはNorthern Dancerが3本入り、異系のIn Reality系を挟んで

ボトムのGranuaile O'MalleyにMark of EsteemRivermanがあるという

サンデー系種牡馬と好形になりやすい構成で、特に牝馬に出ると良さそう。

というわけで早速ハーツクライ牝馬でミスマリアを出している。

そのミスマリアは脚元に弱さがあったようで、慎重に使われながら素質の高さを見せていたがこのたび屈腱炎でターフを去ることになってしまった。

と、なると、やっぱり怖いよねえ本馬のこの測尺も。

その上やたら危なっかしく映るこの前脚である。

ただ馬体のバランスは良いし、関節が柔らかそうで体質もしなやか。言及されている通り後肢の頼りなさはある。

走ってるとこ見たかったなあ。

この馬体と進み具合からして現状では脚元など特別気にする必要はない感じなのだろう。

日本の大箱マイル~2000の芝レースに向く母の資質にサンデー系でもオルフェーヴルを迎えたことで、適度な締まりとハイペリオン的な持続力が味付けされたイメージだから

これで健康面に太鼓判を押せる馬ならなあ……。

ミスマリアだってハーツ牝馬でこれからという所だったわけでね。「R」で。

 

 

メリーウィドウの18 父ダノンレジェンド(1200万円)

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体高 163.0 cm 胸囲 185.0 cm
管囲 19.3 cm 馬体重 496 kg

自分がわざわざ語るのもなと思うので割愛するけど持ってる血と適性を見れば一目瞭然、ダノンレジェンドとゴルア牝馬が合わないわけがないですな。

せっかく立派な体躯を得られたのに管囲だけがもったいないですねえ。

Macho Unoはアウトサイダー色の強いHoly Bullの系統だからわりと母方に引っ張られるところもあって、ここに名繁殖マイグッドネスが入るダノンレジェンド

マイグッドネスが主張する部分を産駒に伝えやすいんじゃないかなーという気がしている。

Storm Catマイラー資質とRelaunch特有のダラっと脚使う感じね。

あんまりわかりやすく「速い馬」を出す感じはしないんだけども、そのぶん奥のある大物を出してくるようなそんなイメージ。

となるとゴールドアリュールの定石に沿ってもやはり牡馬の方が信頼できたよなあ。

 

それでも本馬の動きを見ると体躯を生かしたパワフルなスピードがありそうなので、

ダートの短め要員としてはアリよりのアリという判断。

血統と身体と動きがひと繋がりに纏まっていて手堅い印象だ。なんせ1200万。

「SR」で。

 

 

ラッキートゥビーミーの18 父Uncle Mo(4000万円)

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体高 161.0 cm 胸囲 175.3 cm
管囲 20.0 cm 馬体重 450 kg

ラッキートゥビーミーは説明不要の良血ですね。

Storm CatPulpitSecretariatミスプロのクロス。わかりやすいアメリカの名血たくさんの良血馬。

対してUncle MoはNorthern Dancer5×5×4が目に入るくらいでアメリカ馬としては地味オブ地味な字面。

なんと応援したくなるカップリングだろうか。(違うそうじゃない)

しかしあらためて眺めるとこれでBCジュヴェナイル勝ったってすげえなUncle Mo

 

本馬はザックリ母が非Northern DancerクロスでBuckpasserとBetter Selfを噛ませたUncle Moの代表産駒Nyquistパターン。

1月生まれとしては幼さをうかがわせ現状やや薄手に映る馬体に踏み切れない方も多いと思われる。

この辺はラッキートゥビーミーの持つクロスの主張がそうさせているんだろうから(Secretariatミスプロのクロス)

あんまり気にしなくていいんじゃなかろうか。Uncle Moは基本繁殖の尻に敷かれるタイプだろうしね。楽観すぎるかな?

まあそのぶん緩さがあって体質的にも成長がゆっくりなのは間違いないはずで

ある程度長い目で見守る必要はありそう。

Uncle Moってなんで早熟傾向なのかちょっと不思議。

好配合馬で、奥がありそうなところも牡馬だから時間的余裕はある。4000万ならどこかで長打一発打てれば問題なし。

それでもこれだけの血統馬がここまで出てこずようやく出されたこと。

出てきたらまだまだ成長途上感アリアリだったこと。

穿った見方をしてしまうのも致し方ないところである。

楽しみな馬には違いない。「SR」で。

 

 

以上!!!